老衰で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬剤調整による苦痛緩和を目的とし、非薬物的ケアの導入、調整と家族と今後の目標共有を行います。
老衰で薬が効かないように見える場合、まず「病気を治す治療」から「つらさを和らげるケア」に目標を切り替えることがあります。
高齢で臓器予備能が低下すると、副作用ばかり増えて効果が乏しくなることがあります。この場合、
- ①本当に本人が困っている症状は何かを絞り込む
- ②優先度の低い薬を中止・減量
- ③少量から効きやすい薬や非薬物的ケア(体位調整、口腔ケア、環境調整など)を組み合わせる
など、家族と「どこまで治療を望むか」「自宅か病院か」などの価値観を共有し、方針を整理することが非常に重要です。
老衰について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
厚生労働省.“人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン”..https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000197701.pdf,(参照 2025-12-04).
厚生労働省.“人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査”..https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/saisyuiryo.html,(参照 2025-12-04).
日本老年医学会.“高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025”..https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/pdf/tachiba2025.pdf,(参照 2025-12-04).
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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