老衰の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
老衰では無理をさせず、水分と栄養を少しずつ取るようにし、転倒などの予防と医療者との連携をしっかり整えることが大切です。
老衰では、年齢とともに体力が少しずつ弱っているため、日常生活では必要以上に無理をさせないことが大切です。食事は食べやすい物を少量ずつでもよいので続け、水分をこまめに摂って脱水を防ぐよう注意します。
また、転倒を防ぐために段差に注意したり、ちらかった物を片付け、歩くときは付き添いをつけるのもよいでしょう。具合が急に変わったときに慌てないよう、かかりつけ医や訪問看護と連絡方法を決め、どこまで検査や治療を望むかを家族と早めに話し合っておくことも重要です。
体調が悪い日は無理をさせず、苦しそうな息づかいや強い痛み、食事や水分がほとんど摂れない状態が続くときは、早めに医療従事者に相談しましょう。
老衰について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
厚生労働省.“人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン”..https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000197701.pdf,(参照 2025-12-04).
厚生労働省.“人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査”..https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/saisyuiryo.html,(参照 2025-12-04).
日本老年医学会.“高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025”..https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/pdf/tachiba2025.pdf,(参照 2025-12-04).
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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