老衰と診断される年齢の目安はありますか?
老衰には明確な年齢基準はなく、多くは80〜90代ですが、70代でも特に原因になりうる疾患がなく、全身の衰えなどが強ければ老衰と判断される場合があります。
老衰と診断される年齢には 明確な基準はありません。老衰は「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」と定義されており、何歳以上とは決められていません。
平均寿命を超えた80代後半から90代の方に記載されることが多い一方、70代でも長期的に全身の機能低下が進み、ほかに明らかな病気がない場合には老衰と判断される可能性があります。
このように、年齢だけで一律に決まるのではなく、生活の様子や介護の状況、検査結果も含めて評価されます。
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(参考文献)
厚生労働省.“人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン”..https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000197701.pdf,(参照 2025-12-04).
厚生労働省.“人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査”..https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/saisyuiryo.html,(参照 2025-12-04).
日本老年医学会.“高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025”..https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/pdf/tachiba2025.pdf,(参照 2025-12-04).
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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