肺挫傷で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
痛み止めの薬を使っても痛みが取れない場合などは、手術で肋骨を固定することが選択肢となります。
薬が効かない場合は、別の痛み対策を追加したり、(肋骨骨折があれば)手術を検討したりすることがあります。その最大の目的は、痛みを和らげて「深い呼吸を保つこと」です。
肺挫傷そのものを直接治す特効薬はなく、酸素の投与や痛みの管理など、体が自然に治るのを助ける治療(支持療法)が中心となります。しかし、以下のような場合には、手術が検討されることがあります。
- 薬を使っても激しい痛みが十分に取れない場合
- 痛みのせいで深い呼吸ができず、状態が悪化してしまう場合
この手術は肺の治療ではなく、一緒に起きている「肋骨骨折」に対するものです。金属のプレートなどで折れた肋骨を動かないように留め、胸の壁(胸の骨と筋肉)を安定させます。これにより、自力で深く呼吸できるようになり、肺炎などの別の病気(合併症)を防ぐ効果が期待できます。
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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
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