心拍数が低い人がスポーツをしても大丈夫ですか?

心拍数がゆっくりになりすぎる不整脈がなければ問題ありません。

解説

心拍数がゆっくりになりすぎるような不整脈がなければ問題ありません。 心拍数が低い状態(徐脈)は、激しいトレーニングを長期間続けている人によく見られる「スポーツ心臓」の大きな特徴の一つです。ここれは、心臓が運動に慣れて強くなり、一度の拍動で多くの血液を効率よく送り出せるようになったため、心臓がゆっくり拍動している状態です。これは病気ではなく、体が運動に適応した結果起こる「正常な変化」です。

徐脈があっても、本人が体の異常を全く感じていない場合は、運動を続けても基本的に安全です。スポーツ心臓による徐脈で、問題なく運動ができるケースには次のようなものがあります。

徐脈の原因がスポーツによる適応であれば、治療(薬)は必要なく、運動制限も通常は必要ありません。しかし、心拍数が低いことが別の心臓の病気のサインである場合もあるため、以下の症状がある場合は、必ず心臓の専門医(循環器内科など)を受診し、詳しい検査を受けてください。

  • 運動中に胸の痛みや強いめまいを感じる。
  • 運動中や運動後に徐脈が悪化する、または心臓に関連する症状(失神など)が出る。
  • 学校の健康診断などで、徐脈に加えて他の心電図異常を指摘された。

特に、めまいや失神は心臓突然死の前触れである可能性があるため、見逃さずに専門医に相談することが非常に重要です。

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最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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