AGA(男性型脱毛症)の場合、毛根の皮脂が多いという特徴はありますか?
直接の原因となることはあまりないと思われます。
AGA(男性型脱毛症)が、毛根の皮脂が多くなる直接の原因となることは少ないと思われます。
AGAの患者さんは、活性型の男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の濃度が高くなっています。また、毛が薄くなった部位の毛根では、男性ホルモンを活性型に変化させる働きをする酵素や、男性ホルモン受容体(センサー)も増えています。ジヒドロテストステロンによって、髪の毛を作る役割を持つ細胞の増殖を妨げられることが、AGAの主な原因と考えられています。
一方で、皮脂は様々な原因で発生します。例えば毎日シャンプーしているつもりでも髪の表面をなで洗いするだけになっていたり、洗う時間が短すぎたりすると余分な皮脂や汚れなどが頭皮に残ってしまいます。シャンプー後に頭皮のにおいやべたつきなどが残っている場合は、しっかりと洗えていないサインです。
また、甘いものや炭水化物を一度にたくさん食べることで血糖値が上がり、その血糖値を下げるためのホルモンであるインスリンが皮脂の分泌を促すと考えられています。その他には、皮脂の分泌を調整するビタミンB2が不足すると、皮脂の過剰分泌をきたすと言われています。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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