肺扁平上皮癌の悪性度はどれくらいですか?
肺扁平上皮癌は予後の悪いがんのひとつです。
肺扁平上皮癌に限らず、肺がんは進行が早く、予後の悪いがんのひとつです。
肺扁平上皮癌は、主に肺門部に発生し、早期には気道症状(咳嗽、血痰など)を呈するため、比較的早く発見されることがあります。
一方で、周囲組織への局所浸潤を起こしやすく、進行例では血行性やリンパ行性転移も認められます。喫煙との関連が強く、高齢男性に多く発生します。
扁平上皮癌に対する分子標的薬の適応は限られており、肺腺がんに比べると、治療選択肢がやや少ない傾向にあります。
ただし、 ネシツムマブなど新規の治療も増えつつあり、免疫チェックポイント阻害薬(PD-1/PD-L1抗体)による治療効果が期待される例も多く、PD-L1発現率や全身状態によっては治療成績が向上しています。
したがって、早期発見と適切な治療戦略が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肺扁平上皮癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ