肺扁平上皮癌のステージIIでは、どのような治療を行いますか？
標準的な治療は外科的切除（手術）です。
肺扁平上皮癌のステージII（Ⅱ期）に対する標準的な治療は、外科的切除（手術）です。
具体的には、肺葉切除や必要に応じて区域切除が行われます。
手術後の再発リスクを低減するために、術後補助化学療法（アジュバント化学療法）が推奨される場合があります。
この補助療法では、プラチナ製剤を含む細胞傷害性抗がん薬が用いられます。
近年の研究により、術後の補助療法として免疫チェックポイント阻害薬の有用性も示唆されています。
治療法の選択にあたっては、患者さんの全身状態や合併症の有無などを総合的に評価し、専門医と十分に相談することが重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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