肺扁平上皮癌に皮膚症状はありますか?
肺扁平上皮癌そのものによる皮膚症状は一般的ではありません。
肺扁平上皮癌そのものによる皮膚症状は一般的ではありませんが、まれに「皮膚転移」や「傍腫瘍症候群」として、皮膚に症状が現れることがあります。
皮膚転移は進行例でみられ、皮膚に硬く触れるしこりや結節として出現します。また、肺扁平上皮癌は高カルシウム血症を引き起こすことがあり、これに伴って皮膚の乾燥やかゆみが生じる場合もあります。
さらに、まれに紅斑、多形紅斑様発疹、皮膚硬化などの自己免疫的な反応が皮膚に出ることもあります。
ただし、これらはすべて頻度の低い症状であり、皮膚症状が初発で肺癌に気づかれることはまれです。皮膚症状が出現した場合には、転移や合併症の可能性を考慮して、早期に医療機関での評価が必要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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