肺扁平上皮癌のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
患者さんの全身状態やがんの進行度、遺伝子変異の有無などを考慮して個別に決定されます。
肺扁平上皮癌のステージIV(Ⅳ期)または再発癌の治療は、患者さんの全身状態やがんの進行度、遺伝子変異の有無などを考慮して個別に決定されます。
一般的には、以下の治療法が検討されます。
- 化学療法:プラチナ製剤(シスプラチンやカルボプラチン)と他の抗がん剤(例えば、パクリタキセルやドセタキセル)を組み合わせた治療が行われます。
- 免疫療法:免疫チェックポイント阻害薬(例えば、ニボルマブやペムブロリズマブ)が使用されることがあります。これらは、がん細胞が免疫から逃れるのを防ぎ、免疫系ががん細胞を攻撃しやすくします。
- 分子標的療法:特定の遺伝子変異(例えば、EGFR変異)が検出された場合、それに対応する分子標的薬が適用されることがあります。
- 放射線療法:症状の緩和や局所的な病変の制御を目的として、実施されることがあります。
これらの治療法は、患者さんの状態やがんの特性に応じて組み合わせて実施されることが多いです。
治療計画は、呼吸器内科医、腫瘍内科医、放射線治療医などの専門家が連携して策定し、患者さんと十分に相談の上で決定されます。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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