慢性膵炎
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「慢性膵炎」とはどのような病気ですか?
JA北海道厚生連 札幌厚生病院 消化器科 医長
石川 翔理 監修
膵臓に長期間炎症が起こり、膵臓が萎縮して硬くなってしまう病気です。
慢性膵炎とは、膵臓に長い期間炎症が起こった結果、膵臓の機能が低下してしまう病気です。膵臓は消化を担う臓器のひとつで、脂肪の消化を助ける消化酵素を分泌するほか、血糖を調整するホルモンを分泌する機能を持っています。
この病気はアルコールの摂取が原因となることが多いですが、遺伝など他の要因による場合もあります。炎症が続くことで膵臓は徐々にかさぶたのように硬くなり、正常に消化酵素やインスリン(血糖値を調整するホルモン)を分泌できなくなります。これにより、食事の消化が難しくなったり、糖尿病を発症するリスクが高まります。
また、膵臓の中に石ができて腹痛の原因になることもあります。症状が急激に悪化することもあり、その場合には入院での治療が必要になります。
(参考文献)
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