慢性膵炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
あなたの症状と慢性膵炎の関連をAIでチェックする
慢性膵炎について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
慢性膵炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
お腹の痛みがある
- 症状の出方
- 全く前ぶれもなく、ある瞬間から激しい症状が出現した
白目や皮ふが黄色くなっている
- 症状の頻度
- ほぼ毎日同じような症状がある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
お腹にガスがたまったり、張った感じがする
- 症状の頻度
- ほぼ毎日同じような症状がある
背中の痛みがある
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
- 症状の程度
- 人生最大の痛み、もしくは想像出来る中で最大の痛み
慢性膵炎とはどんな病気ですか?
膵臓の働きである、消化酵素を十二指腸に出して食べ物を消化する働きと、インスリンを出して血糖をコントロールする働きが、長期的に膵臓が壊れることによって衰える病気です。多くはアルコールが原因です。
慢性膵炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
慢性膵炎への対処法は?
禁酒することが必要です。足りない消化酵素を薬で補充したり、糖尿病の薬で血糖のコントロールが必要になることがあるので医療機関で定期的な受診が必要です。
慢性膵炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
慢性膵炎の専門医がいる病院を見る慢性膵炎のQ&A
- A.
膵がんの原因にもなり得ることなどから、平均寿命が男性で約10歳、女性で約16歳、短いことが報告されています。
解説慢性膵炎は、患者さんの寿命に悪い影響を与える可能性があります。慢性膵炎の患者さんは死亡時の平均年齢が、我が国の死亡時平均年齢と比べて男性で10歳、女性で16歳ほど短くなることが研究で示されています。
死亡の原因の約半数は、がんによるものです。膵臓がんだけでなく、肺がんや肝臓がん、食道がんも含まれます。これらのがんは慢性膵炎の患者さんにおいて、より高いリスクを持っています。
このような病気による若年での死亡を防ぐには、早めに慢性膵炎と診断、治療を行うことが大切です。
アルコール摂取と喫煙は膵臓に悪影響を及ぼし、慢性膵炎のリスクを高めるため、完全に避ける必要があります。さらに、定期的な画像検査が重要で、特に、造影CTを用いた全身の検査が大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器病学会. 慢性膵炎診療ガイドライン2021 改訂第3版. 南江堂. 2021
下瀬川 徹. 早期慢性膵炎の確立にむけて. 日本消化器病学会雑誌. 2016, 113, p.1-10. - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説慢性膵炎は、膵臓に長い間炎症が起こった結果、膵臓の機能が低下してしまう病気です。主な原因は、アルコールの摂取やタバコがあります。主な症状は腹痛、食欲不振で、上腹部に継続的な痛みが生じます。また、中にはアルコールを全く飲まなくても慢性膵炎になってしまう方もおり、遺伝性である場合もあります。
慢性膵炎の診断には超音波内視鏡やMRCPといった専門的な検査が必要です。以下のような症状のある方は消化器内科の受診を検討しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器病学会. 慢性膵炎診療ガイドライン2021 改訂第3版. 南江堂. 2021
下瀬川 徹. 早期慢性膵炎の確立にむけて. 日本消化器病学会雑誌. 2016, 113, p.1-10. - A.
初期症状には腹痛や全身の倦怠感、腹部の膨張感、腰背部痛などがあります。
解説慢性膵炎で初期に現れる症状は、主に腹痛です。しかし、この時点では膵臓の機能低下による脂肪便や高血糖、口渇感といった症状はあまり見られないとされています。病気が進行するにつれ、腹痛の他に糖尿病や脂肪便といった症状が徐々に出現します。
ただし、痛みなどの症状が無い場合もあり、症状のみで慢性膵炎を疑うことは難しいです。
早めに慢性膵炎を発見するには、超音波内視鏡検査のような専門的な検査が有効です。慢性膵炎を疑ったときには、消化器内科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器病学会. 慢性膵炎診療ガイドライン2021 改訂第3版. 南江堂. 2021
下瀬川 徹. 早期慢性膵炎の確立にむけて. 日本消化器病学会雑誌. 2016, 113, p.1-10. - A.
腹痛や食欲不振といった症状が起こります。また、糖尿病の原因になることもあります。
解説慢性膵炎によって起こる症状はさまざまですが、特に多いのが腹痛や背部痛です。そのほか、
といった症状が現れることもあります。慢性膵炎によって膵臓の中に石ができると、その石が痛みの原因になります。
また、膵臓は脂肪を分解するための酵素を作っています。しかし、慢性膵炎によってこの酵素がうまく作られなくなると、脂肪の浮くような便が出ることがあります。
さらに、膵臓は血糖を調整するインスリンというホルモンも産生しています。慢性膵炎で膵臓の機能が低下すると、糖尿病になるリスクが高まります。血糖が上がる、のどの渇きを感じるなどの症状が見られることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器病学会. 慢性膵炎診療ガイドライン2021 改訂第3版. 南江堂. 2021
下瀬川 徹. 早期慢性膵炎の確立にむけて. 日本消化器病学会雑誌. 2016, 113, p.1-10. - A.
喫煙や飲酒が原因であることが多いです。また、遺伝性として起こることもあります。
解説慢性膵炎の主な原因には、アルコール摂取と喫煙があります。
特にアルコールは、日本の慢性膵炎の患者さんにおいて、男性の約8割、女性の約4割で原因とされています。
喫煙もアルコールと同様に膵炎を悪化させることが分かっており、飲めば飲むだけ、吸えば吸うだけ、慢性膵炎は悪くなります。そのため、治療はまず断酒、禁煙から始まります。慢性膵炎と分かった場合には断酒といって、以後お酒は一切止めてもらいます。断酒をすることで腹痛、死亡率ともに改善することが分かっています。
アルコールを全く飲まなくても慢性膵炎になってしまう方もおり、遺伝性の慢性膵炎も存在します。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本消化器病学会. 慢性膵炎診療ガイドライン2021 改訂第3版. 南江堂. 2021
下瀬川 徹. 早期慢性膵炎の確立にむけて. 日本消化器病学会雑誌. 2016, 113, p.1-10.
慢性膵炎について、医師からのよくある質問
- お腹の痛みがありますか?
- 手足などに力の入らない部分はありますか?
- これまでに【糖尿病・糖尿病境界型(予備群)】と診断されたことはありますか?
- お腹にガスがたまったり、張った感じがしていますか?
- 最近やせてきていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科