膵炎になったときに食べてはいけないものはありますか?
アルコールは完全に止めましょう。また、油の多い食べ物には気をつけましょう。
まず、アルコールとタバコは慢性膵炎を悪化させるため、完全に避けるべきです。
また、慢性膵炎の患者さんでは脂肪の過剰な摂取には注意が必要です。脂肪の過剰な摂取は腹痛、背部痛につながり、膵炎をさらに悪化させる可能性があります。
膵炎の患者さんに推奨される脂肪摂取量は、1日30~35g、1回10g以下とされています。しかし、過度の脂肪制限を行うと必要なビタミンや栄養素が不足し、体にとっては不利益になってしまうこともあります。
ビタミンの中には脂肪に溶けて体に吸収されるものもあるため、過度な脂肪制限によってビタミン不足となってしまう危険性もあります。そのため、特に腹痛のあまりない患者さんでは、それほど厳格な脂肪制限は必ずしも必要ないとされています。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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「慢性膵炎」とはどのような病気ですか?
膵臓に長期間炎症が起こり、膵臓が萎縮して硬くなってしまう病気です。
慢性膵炎の原因は何がありますか?
喫煙や飲酒が原因であることが多いです。また、遺伝性として起こることもあります。
慢性膵炎ではどのような症状がありますか?
腹痛や食欲不振といった症状が起こります。また、糖尿病の原因になることもあります。
慢性膵炎には初期症状はありますか?
初期症状には腹痛や全身の倦怠感、腹部の膨張感、腰背部痛などがあります。
慢性膵炎の場合、主にどのような治療をしますか?
鎮痛薬や正常な膵臓から分泌される酵素を使用して、痛みを和らげます。
慢性膵炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
上腹部の痛みが続く場合は慢性膵炎の可能性があるので、消化器内科を受診しましょう。
慢性膵炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
膵臓に良い食べ物は何ですか?
過剰な脂肪の摂取は避け、バランスの良い食事を心がけましょう。
慢性膵炎は、寿命にどのように影響しますか?
膵がんの原因にもなり得ることなどから、平均寿命が男性で約10歳、女性で約16歳、短いことが報告されています。
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