色弱は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
色弱の原因が判明した場合、原因に応じた治療を行います。
現在のところ、先天性の色弱(生まれつきのもの)を改善する薬は存在しません。色弱は網膜にある「錐体細胞」という色を感じる細胞の働きや構造に関係する遺伝的な特徴によって生じるため、薬で回復させることはできません。
一方で、後天性の色覚異常(後天的な色弱)の場合は、原因となる病気の治療の一環として薬が使われることがあります。たとえば、
糖尿病網膜症や黄斑変性
血糖コントロール薬や抗VEGF薬など、基礎疾患に対する治療で色覚の変化が改善することがあります。
緑内障
初期の場合には自覚症状がないことがありますが、眼圧を下げる治療を継続することが一般的です。
薬剤性の色覚異常(抗てんかん薬・抗うつ薬・抗結核薬などによるもの)
原因となる薬の中止や変更によって改善することがあります。
ただし、これらの薬は色弱自体を直接治すものではなく、あくまで原因疾患の治療を目的としています。また、副作用についてはそれぞれの薬に固有のものがあり、抗VEGF薬では注射部位の炎症などが生じることがあります。緑内障点眼薬はかゆみや充血を引き起こすことがあります。したがって、色覚に変化を感じた場合は自己判断で薬を使わず、必ず眼科で原因を特定してから適切な治療を受けることが重要です。
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(参考文献)
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最終更新日:
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
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