「眼瞼炎」とはどのような病気ですか?
眼瞼炎とは、まぶたの縁に慢性的または急性的な炎症が起こる病気です。
眼瞼炎とは、まぶたの縁に炎症が起こる疾患で、まぶたの赤み、腫れ、かゆみ、痛み、異物感を伴うことがあります。
眼瞼炎は、主にまつ毛の生え際に皮脂などの分泌物がたまり、目やにが増える、まぶたが腫れることやただれるなどの症状が現れます。
原因は多岐にわたり、皮脂腺(特にマイボーム腺)の異常、細菌(主に黄色ブドウ球菌)感染、アレルギー反応、皮膚疾患(蜂窩織炎や脂漏性皮膚炎など)が関係していることが多いです。
眼瞼炎は再発や慢性化することもあり、治療には時間がかかることがあります。根本的な原因へのアプローチと継続的なまぶたの清潔ケアが重要で、ドライアイ、角膜障害、視力低下も合併する可能性があり、症状が軽くても早期の眼科受診と適切な治療がすすめられます。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
症状から調べる.公益財団法人日本眼科学会,https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=78(参照 2025-06-05)
福⽥ 憲.“アトピー性⽪膚炎と⽬の病気”.日本眼科医会.https://www.gankaikai.or.jp/press/detail2/__icsFiles/afieldfile/2024/06/27/20240627_3.pdf,(参照 2025-06-05).
堀好子.眼瞼炎.池袋サンシャイン通り眼科診療所,https://www.ikec.jp/eye_disease/070/(参照 2025-06-05)
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