眼瞼炎の場合、目はどのように腫れますか？

眼瞼炎では、まぶたの皮膚やまつげの根元が炎症を起こし、赤み・熱感・腫れが生じます。腫れ方には個人差がありますが、典型的には上まぶたが重く感じるような「むくみ状の腫れ」が多く、下まぶたにも及ぶことがあります。

特に注目すべきなのは 目頭（内側）と目尻（外側）への影響です。まぶたの皮膚は薄く負担がかかりやすいため、炎症が強いと目頭にある涙丘付近が膨らむように腫れたり、逆に目尻側の皮膚が引きつれて赤くなることがあります。

さらに、目頭や目尻は、まばたきで皮膚がよく動く場所のため、炎症で皮膚が弱っていると小さな亀裂が入りやすく、しみる、痛むといった症状が加わることもあります。

また、マイボーム腺（脂を出す腺）が詰まっている場合は、まつげの根元が特に腫れて硬く感じることがあります。腫れが片側だけ強い、痛みが激しい、赤みが急に増した場合は細菌性の感染を伴っている可能性があるため、早めの眼科受診が望ましいです。