テタニーは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
テタニーは主にカルシウム製剤やマグネシウム製剤を補充して治療します。過剰投与により不整脈を起こすことがあります。
テタニーは、主にカルシウム製剤やマグネシウム製剤で治療します。
テタニー症状のある低カルシウム血症では、グルコン酸カルシウムの静脈注射を行い、必要に応じて持続静注や経口投与に切り替えて、血液中のカルシウム濃度を適切な値に調整します。低カルシウム血症が持続する場合には、ビタミンD製剤を併用することがあります。
低マグネシウム血症によるテタニーには、硫酸マグネシウムの静脈注射、または経口補充を行います。カルシウム製剤を投与し過ぎると、高カルシウム血症や心毒性(不整脈)を起こすことがあるため、心電図モニタリングが必要です。
同様に、マグネシウム製剤の過剰投与により高マグネシウム血症を起こすと、筋力低下、腱反射の消失、心伝導障害(房室ブロックなど)を起こすことがあります。
テタニーの治療中は、腎機能の評価とともに、血液中のカルシウムとマグネシウムの濃度を定期的に調べる必要があります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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