テタニー(Tetany)
と症状の関連性をAIで無料でチェック

はい、過呼吸（過換気症候群）によってテタニーが出現することがあります。

過呼吸により二酸化炭素が過剰に排出され、血液中の二酸化炭素の濃度が低くなると、血液がアルカリ性に傾きます（呼吸性アルカローシス）。

これにより、血液中のカルシウムのうち、イオン化カルシウム（他の物質と結合せず自由な状態のカルシウム）がアルブミン（血液中のたんぱく質のひとつ）と結合して減ると、相対的な低カルシウム血症が起こり、テタニーを誘発します。

テタニーになると、手の筋肉が縮んで硬直し、指が内側に曲がった独特の形になります。「助産師の手」と呼ばれます。

神経筋の過剰な興奮が続くことにより生じる手の痙縮（筋肉が固く縮んでしまい、自分の意思ではうまく動かせなくなる状態）で、テタニー（低カルシウム血症）を早期に調べる有効な所見のひとつです。

ほっぺたのあたりを指で軽くトントンとたたいたときに、顔の筋肉がピクッと動く現象（クヴォステク徴候）もテタニーに特有の所見です。

以下に挙げる項目に当てはまる場合、テタニーの可能性があります。

• 手足がピリピリ、チクチクするようにしびれる
• 口のまわり（唇の周囲）がしびれる
• 手や足の指がつっぱる
• 筋肉が勝手にピクピク動く
• 喉が締めつけられるような感じがする
• 体の一部が勝手に震える
• 筋肉がこわばったり、つりやすい
• 手のひらが内側に曲がって「変な形」になる
• 頬を軽くたたくと、顔の筋肉がピクッと動く

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、テタニーかどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

テタニーには明確な初期症状はありませんが、早期に現れる自覚症状として、口唇や指先のしびれ、筋肉の軽いけいれん、筋肉の緊張、手足の違和感などがあります。このような症状が現れたら、低カルシウム血症 などテタニーを起こす病気がないか、詳しい検査を受ける必要があります。

また、症状ではありませんが、クヴォステク徴候（ほっぺたのあたりを指で軽くトントンとたたいたときに、顔の筋肉がピクッと動くこと）、およびトルソー徴候（腕に血圧計を巻いて空気を入れてしばらくそのままにすると、手の指がぐっと曲がって”変な形（助産師の手）"になること）は潜在的なテタニーの指標とされます。

テタニーの代表的な症状には、手足や口唇周囲のしびれ、筋肉のけいれん、喉頭けいれん、けいれん発作、振戦（自分の意思と関係なく体の一部がぷるぷる震えること）、筋肉の硬直があります。

また、症状ではありませんが、クヴォステク徴候（ほっぺたのあたりを指で軽くトントンとたたいたときに、顔の筋肉がピクッと動くこと）および、トルソー徴候（腕に血圧計を巻いて空気を入れてしばらくそのままにすると、手の指がぐっと曲がって"変な形（助産師の手）"になること）は潜在的なテタニーの指標とされます。

重症例では意識混濁、錯乱、不整脈を伴うことがあり、急に現れた場合は生命を脅かす可能性もあります。