原発性胆汁性胆管炎を放置するとどうなりますか?
徐々に肝硬変や肝不全へと進行し、命に関わるリスクが高まります。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)は放置すると、徐々に肝硬変や肝不全へと進行し、命に関わるリスクが高まります。
PBCの初期にはあまり強い症状はなく、疲れやすさ(倦怠感)が出る程度、ということも珍しくありません。しかしこれを放置すると、時間を掛けて肝臓の障害が進み、肝硬変へと至る可能性があります。肝硬変になると腹水が出現してお腹が張る、黄疸で皮膚が黄色くなるといった症状が出現するほか、静脈瘤破裂や腹膜炎など、命に関わる合併症のリスクが上昇します。
そのため、症状が軽い段階でも、早期に診断し治療を開始することが大切です。健診の肝機能異常などで発見されるケースが多いため、指摘された場合には早めに消化器内科を受診し、評価を受けることをおすすめします。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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