短指症の場合、日常生活で気をつけることはありますか？

【機能的な問題がほとんどない場合】

短指症であっても、日常生活や運動、仕事にまったく支障がない場合

• 特に注意点はなし: 指が少し短いという特徴はあっても、それによって「できないこと」が特になければ、日常生活で過度に意識する必要はありません。

【機能に影響がある場合】

手の機能について

• 手の指が短い場合: 特に親指（母指）や人差し指（示指）の機能が影響を受けると、細かい作業（巧緻運動）や「つまむ」「握る」といった動作に工夫が必要になることがあります。
• リハビリテーション: 機能的な問題が大きい場合は、作業療法士（OT）によるリハビリテーションが有効です。自分に合った道具の使い方や、別の指を使った代わりの動作を習得する訓練を行います。

足の機能について

• 足の趾（あしゆび）が短い場合: 歩行やバランスに影響が出ることがあります。
• バランスと歩行: 足の趾は、地面を蹴る時や踏ん張る時に重要な役割を果たします。趾が極端に短いと、バランスが取りにくくなったり、特定のスポーツ（瞬発力が必要なものなど）で踏ん張りがききにくかったりすることがあります。ただし、多くの場合、体幹や他の筋肉が代償するため、日常生活の歩行で問題になることはまれです。