短指症は親指にも起こりますか?
短指症は親指にも起こります。特にD型は、親指の先端の骨が短くなることを特徴とします。
【短指症とは】
短指症とは、手や足の指、またはその根元の手のひらの骨(中手骨や指節骨)が、生まれつき短くなったり、形が変わったりする状態を指す、広い病気のグループです。
【親指への影響】
短指症は、どの骨がどのように短くなるかによってAからEのタイプに分類されますが、親指(母指)が短くなる症状も含まれます。
特に、親指の先端の骨(末節骨)が短くなる症状は短指症D型と呼ばれ、この型の主要な特徴です。D型は、孤立性の短指症の中では比較的よく見られるタイプのひとつです。
その他のタイプでも、親指の骨に影響が出ることがあります。
- A1型:親指の付け根側の骨(近位指節骨)が幅広く、短い状態が見られることがあります。
- B型:重い症状の場合、親指の先端の骨が変形(平らになったり、二重になったり)することがあります。
- C型:親指の根元にあたる手のひらの骨(第1中手骨)が短縮するのが特徴のひとつです。
このように、短指症は特定のタイプにおいて、親指の骨の短縮や変形として現れることがあります。
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(参考文献)
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Steve J Kempton et al. A systematic review of distraction osteogenesis in hand surgery: what are the benefits, complication rates, and duration of treatment?. Plast Reconstr Surg. 2014, 133, 1120-1130..
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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