短指症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

子供の場合は「小児科」を、成人の場合は「整形外科」または「形成外科」を受診しましょう。

年齢や状況によって少し異なりますが、主に以下の科が窓口となります。

【 お子さまの場合(乳幼児・学童期)】

まずは、かかりつけの「小児科」に相談するのが最も一般的です。

  • 小児科医が全身の状態を診察し、短指症が単独のもの(孤発性)なのか、他の疾患(症候群)の一部として現れているのかを判断します。
  • その上で、より専門的な検査や診断、治療が必要と判断された場合、下記の専門科(整形外科、形成外科など)を紹介してもらえます。

【成人の場合、または専門的な診断・治療を希望する場合】

以下の2つの科が主な専門となります。

① 整形外科 (Orthopedic Surgery)

骨や関節、筋肉など運動器の専門家です。短指症は骨の形態異常であるため、整形外科が診断・治療(機能的な問題の評価、リハビリテーション、骨延長術などの手術)の主体となることが多いです。

② 形成外科 (Plastic and Reconstructive Surgery)

生まれつきの形態異常(先天異常)や、機能と整容(見た目)の再建を専門とします。特に「手の外科」を専門とする形成外科医は、骨延長術を含む複雑な再建手術に豊富な経験を持っています。

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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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