腱滑膜巨細胞腫は良性の腫瘍ですか?悪性になることはありますか?
基本的に良性の腫瘍ですが、まれに悪性化の報告や局所浸潤性を示すことがあります。
腱滑膜巨細胞腫は、その名の通り「腫瘍」という言葉が含まれますが、基本的には良性腫瘍に分類されます。良性腫瘍であるため、通常は他の臓器に転移することはありませんし、生命を脅かすような悪性腫瘍とは異なります。
しかし、この腫瘍は局所的に増殖する性質が強く、周囲の組織や骨を破壊しながら広がることがあります(局所浸潤性)。そのため、手術で完全に切除しても再発するリスクがあり、特にびまん型では再発率が高い傾向にあります。
非常にまれではありますが、良性の腱滑膜巨細胞腫が悪性化して、悪性腱滑膜巨細胞腫(悪性色素性絨毛結節性滑膜炎)となるケースも報告されています。悪性化した場合は、転移の可能性も出てくるため、より慎重な治療が必要となります。しかし、これは極めてまれな事象であり、ほとんどの腱滑膜巨細胞腫は良性の経過をたどります。
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北水会記念病院 整形外科
栗原 信吾 監修
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