腱滑膜巨細胞腫の場合、主にどのような治療をしますか?
主に手術による腫瘍の切除が行われますが、薬物療法が選択される場合もあります。
腱滑膜巨細胞腫の治療の第一選択は、手術による腫瘍の切除です。特に、関節内に広がるびまん型の場合、滑膜全体を切除する滑膜切除術(かつまくせつじょじゅつ)が行われます。手指などにできる限局型の場合は、腫瘍のみを切除します。手術の目的は、腫瘍を完全に除去し、症状の改善と再発の予防を図ることです。
しかし、腫瘍が広範囲に及ぶ場合や、手術が困難な部位に発生した場合、あるいは手術後に再発を繰り返す場合には、薬物療法が検討されます。近年では、腫瘍の増殖に関わるCSF1受容体を標的とするチロシンキナーゼ阻害薬(例:ペキシダルチニブ)が使用されることがあります。
また、ごくまれに放射線治療が選択されることもありますが、これは他の治療法が難しい場合に限られます。治療法は、腫瘍のタイプ、大きさ、部位、患者さんの状態によって総合的に判断されます。
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北水会記念病院 整形外科
栗原 信吾 監修
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