副乳が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
痛みや腫れ、しこりの自覚があれば受診が推奨されます。
【受診が必要な主な目安】
副乳(ふくにゅう)は、組織そのものが正常な乳腺と同じであるため、特に症状がないことも多くあります。しかし、以下のいずれかの変化や自覚症状が出た場合は、専門の医療機関(乳腺外科など)を受診することが推奨されます。
痛みや腫れを感じた場合
副乳組織はホルモンの影響を受けるため、月経周期や妊娠・授乳に伴って、痛み(疼痛)や腫れ、炎症などの自覚症状が現れることがあります。これらの症状が続き、日常生活や仕事に支障をきたす場合は、治療の対象となります。
しこり(腫瘤)を触知した場合
脇の下などに触れることのできる塊(しこり)を新しく自覚した場合。これは副乳組織そのものかもしれませんが、通常の乳房と同様に、副乳に良性あるいは悪性の病変(副乳がん)が発生する可能性があります。
悪性化の懸念がある場合
しこりが発見され、将来的な副乳がんのリスクや悪性の疑いがある場合は、病変がないか確認するために検査が必要です。
【その他】
副乳の切除手術が必要かどうかは、問題を引き起こしているか、または医学的な必要性があるか(例えば、大きく腫大して日常生活に支障がある場合など)に基づいて判断されます。
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(参考文献)
日本形成外科学会.“副乳”..https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/kyobu/fukunyu.html,(参照 2025-12-10).
Hyo Soon Lim et al.“Sonographic Findings of Accessory Breast Tissue in Axilla and Related Diseases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28370098/,(参照 2025-12-10).
大西 英二ほか.“腋窩に発生した副乳癌の1例”.内分泌甲状腺外会誌.https://www.researchgate.net/publication/342548292_A_case_of_axillary_accessory_breast_cancer/fulltext/5efab48ca6fdcc4ca43d8f43/A-case-of-axillary-accessory-breast-cancer.pdf?origin=scientificContributions,(参照 2025-12-10).
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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