稽留流産になると、つわりの症状はなくなりますか?
稽留流産になったからといって、すぐにつわりの症状がなくなるとも限りません。
稽留流産になると、妊娠を維持するために重要なホルモンであるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の血中濃度は、徐々に低下していくことが一般的です。そのため、つわりや乳房の張り、眠気などの妊娠に伴う症状も、急になくなるというよりは、時間をかけて少しずつ軽快していくことが多いでしょう。ただし、ホルモンの低下には個人差があり、稽留流産であっても、しばらく妊娠症状が続くことも少なくありません。
一方で、つわりが軽くなったり、なくなったりしたからといって、必ずしも稽留流産になったとは限りません。つわりの程度や持続期間には大きな個人差があり、正常妊娠であっても、ほとんどつわりを感じない方や、妊娠初期に一時的に症状が軽くなる方もいます。そのため、妊娠症状の変化だけで流産かどうかを判断することはできません。心配な場合には自己判断せず、産婦人科で相談するようにしましょう。
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松本レディースIVFクリニック/成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
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