高眼圧症は緑内障に移行することがありますか？

高眼圧症は、眼圧が正常上限を超えているにもかかわらず、視神経や視野に異常がない状態です。ただし、この状態を放置すると、将来的に「開放隅角緑内障」などの緑内障へ進行するリスクがあることが知られています。

実際、高眼圧症の人の中で、緑内障へ移行する患者さんがいることが研究よりわかっており、高齢・視神経の形状異常・角膜が薄い人などは進行リスクが高いとされています。

そのため、高眼圧症と診断された場合は、定期的な眼圧・視神経・視野の検査を継続し、必要に応じて予防的な治療（点眼など）を行うことで、緑内障への進行を防ぐことが可能です。