乳糖不耐症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

乳糖の除去を検討するのがよいでしょう。

解説

乳糖不耐症の治療においては、乳糖を含む食品の除去が第一に行われます。

海外では、β-ガラクトシダーゼ製剤と呼ばれる飲み薬治療を行うこともあります。

飲み薬が効果を示さない場合、以下の対策が考えられます。

  • 乳糖の徹底的な除去:

乳糖を含む食品や乳製品の摂取を完全に避けることが基本です。新生児や乳児の場合、母乳や通常のミルクの代わりに無乳糖ミルクへの切り替えが推奨されます。

  • 高活性酵素製剤の使用:

米国などで販売されている高活性の酵素製剤を、乳製品の摂取前に服用することで、症状の発現を抑制できる可能性があります。
これらの製剤は個人輸入が可能ですが、使用にあたっては医師に相談することが望ましいです。

適切な食事管理や酵素製剤の併用により、日常生活への支障は少なく、生命予後も良好とされています。

公開日

最終更新日

医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科

石川 翔理 監修

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乳糖不耐症

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関連するQ&A

「乳糖不耐症」とはどのような病気ですか?

乳糖不耐症は乳糖分解酵素不足により、下痢や腹痛を起こす病気で、乳糖除去や酵素補充で対処します。

乳糖不耐症の原因は何がありますか?

乳糖不耐症の原因は、先天的な遺伝子変異や小腸粘膜の損傷などがあります。

乳糖不耐症ではどのような症状がありますか?

乳糖不耐症の症状は、水様性下痢、腹部膨満感、腹鳴、けいれん性腹痛などがあります。

乳糖不耐症には初期症状はありますか?

乳糖不耐症の初期症状は、水様性下痢、腹部膨満感、腹鳴、けいれん性腹痛などがあります。

乳糖不耐症の場合、主にどのような治療をしますか?

乳糖不耐症の治療は乳糖除去が基本で、酵素補充や無乳糖ミルクの使用が有効です。

乳糖不耐症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

乳糖不耐症が疑われる場合、消化器内科を受診するとよいでしょう。

乳糖不耐症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

乳製品摂取後に、下痢や腹痛を生じる場合は病院の受診を検討するとよいでしょう。

乳糖不耐症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

乳糖不耐症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

乳糖不耐症は乳糖制限とβ-ガラクトシダーゼ製剤で治療し、副作用に発疹・腹部膨満・嘔吐・ショック症状などがあります。

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