薬物依存は完治しますか?
一度、薬物依存症になると、依存症の体質は完全に消し去ることはできず、本人や周りの環境など立ち直るための努力が大切です。
物質関連障害の治療においては、完治という概念よりも、ハームリダクションの視点が重要です。
治療には、通院や自助グループへの参加、必要に応じた薬物療法が助けになります。
また、ハームリダクションの観点からは、使用をやめることが難しくても、それによる社会的なダメージをできるだけ減らすということが重視されます。
例えば、薬物の使用がやめられなくても、仕事がある、自助グループに参加している、などを重視するほうが、長期的な治療効果は高いと言われています。
アルコール使用障害に対しても、断酒が難しい場合、飲酒量低減(節酒)を目標として、医療機関や自助グループとつながり続けることが重視されています。
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
𝕏ユビー病気のQ&A
治療が必要な患者様へのお願い
薬物依存症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。