脊髄性筋萎縮症ではどのような症状がありますか?
全身の筋力低下、筋萎縮が起こります。
全身の運動障害、筋力低下や筋肉の萎縮が起こります。特に太ももや肩など体幹部に近い方の筋肉(近位筋)に症状が出やすいと言われています。
脊髄性筋萎縮症は症状の重さにより、Ⅰ型(重症型)、Ⅱ型(中間型)、Ⅲ型(軽症型)に分けられます。それぞれで見られる症状は以下の通りです。
Ⅰ型(重症型)
生まれる前から生後6ヶ月以内に、以下のような症状が出現します。
- ミルクが吸えない
- ミルクが飲み込めない
- 誤嚥(ごえん:飲み込んだものが気道に入ってしまうこと)
- 呼吸ができない
Ⅱ型(中間型)
生後6ヶ月から1歳6ヶ月までの間に、以下のような症状が出現します。
- 支えなしで立ったり歩いたりできない
- 手や指が震える
Ⅲ型(軽症型)
1歳6ヶ月から思春期までの間に、以下のような症状が出現します。
- 一人で立ち上がれない
- うまく歩けない
- 手や足などに力が入らない
これらのほかに、成人期に発症するものをⅣ型とすることもあります。
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最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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