脊髄性筋萎縮症のウェルドニッヒ・ホフマン病とはなんですか?
ウェルドニッヒ・ホフマン病とは、脊髄性筋萎縮症の中でも最も重症のタイプでⅠ型とも呼ばれます。
ウェルドニッヒ・ホフマン病とは、脊髄性筋萎縮症(SMA)の中でも最も重症のタイプでⅠ型とも呼ばれます。
ウェルドニッヒ・ホフマン病(Ⅰ型)の特徴は以下の通りです
- 発症時期: 生まれてから6ヶ月までの間に症状が現れます
- 筋力の弱さ: 赤ちゃんが全体的にぐったりしている状態になります
- 呼吸の特徴: 横隔膜の筋肉は働くため、息を吸うときにお腹が膨らみ、胸がへこむ奇妙な呼吸をします
- 運動能力: 首を自分で支えることができず、座ることもできません
- 食事の困難: 哺乳が難しく、飲み込むことも困難です
- その他の症状: 舌がピクピク動いたり、手首が柔らかく曲がることがあります
- 反射の消失: 深部反射(膝を叩くと足が跳ねる反応)が消失します
- 予後: 人工呼吸器を使わない場合、平均で生後6~9ヶ月で亡くなることが多いです
このように、Ⅰ型のSMAは非常に重症で、早めに症状が現れます。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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