脊髄性筋萎縮症には初期症状はありますか?
症状の重さにより、異なる初期症状がみられます。
症状の重さにより発症する年齢が異なるため、初期の症状も異なります。
脊髄性筋萎縮症は症状の重さにより、Ⅰ型(重症型)、Ⅱ型(中間型)、Ⅲ型(軽症型)、Ⅳ型(成人期に発症するもの)に分けられます。それぞれで以下のような初期症状がみられます。
Ⅰ型(重症型)
生まれる前から生後6ヶ月以内に運動機能が低下し、以下のような症状がみられます。
- 体がやわらかい
- 手足がだらっとしている
- 泣き声が弱い
Ⅱ型(中間型)
1歳6ヶ月までに症状が明らかとなりますが、発達の段階により症状は異なります。代表的なものを以下に挙げます。
- 支えなしで立てない・歩けない
- 舌や手の指が震える
Ⅲ型(軽症型)・Ⅳ型(成人期に発症するもの)
1歳6ヶ月以降から成人までの幅広い時期に発症します。歩行ができるようになってからの発症となるため、以下のような症状が見られます。
- うまく歩けない・転びやすい
- 手や足などに力が入らない
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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