原発性骨粗鬆症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
転倒予防、カルシウム・ビタミンD・タンパク質の摂取、適度な運動、禁煙・節酒など、骨折リスクを減らす生活習慣を心がけましょう。
原発性骨粗鬆症と診断された場合、薬物療法に加えて、日常生活で気をつけることが非常に重要になります。
最も大切なのは、転倒を予防することです。室内環境を整え、段差をなくしたり、滑りにくいマットを使用したり、手すりを設置するなどの工夫をしましょう。また、足に合った滑りにくい靴を選ぶことも大切です。
栄養面では、カルシウム、ビタミンD、タンパク質を十分に摂取することを心がけましょう。
カルシウムは骨の主成分であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。牛乳やヨーグルト、小魚などに多く含まれています。
タンパク質も骨の材料になるため、肉、魚、大豆製品などをバランスよく摂取しましょう。
適度な運動も骨密度の維持に役立ちます。ウォーキングや軽い筋力トレーニングは骨に適度な刺激を与え、骨形成を促進します。バランス訓練も転倒予防に効果的です。
喫煙や過度の飲酒は、骨密度を低下させることが知られているため、禁煙や節酒を心がけましょう。
これらの生活習慣の改善に加えて、定期的な骨密度検査を受け、医師の指導のもと、必要に応じて薬物療法を受けることも重要です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
原発性骨粗鬆症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ