若い人でも原発性骨粗鬆症になりますか?
はい、若い人でも原発性骨粗鬆症になることがあります。
骨粗鬆症は、高齢者や閉経後の女性の病気と思われがちですが、若い人でも骨粗鬆症になることがあります。
若年発症性骨粗鬆症は、「Zスコア(同じ年齢や性別の人と比べて、骨密度がどれくらいかを示す値)≦−2.0に加え、明らかな骨折歴」がある場合に診断され、20〜50歳では「Tスコア(若い健康な成人と比べて、骨密度がどれくらいかを示す値)≦−2.5かつ、過去にケガで骨折した病歴があること」が診断基準となります。
原因としては、生まれつき骨のタンパク質をうまく作れないこと(I型コラーゲン合成異常)や、遺伝子異常(WNT1・LRP5・PLS3・SGMS2など)が挙げられ、診断には遺伝学的検査も重要となります。
また、骨密度は最大骨量に左右されます。最大骨量の95~100%は10代後半までに形成されることがわかっており、この時期に十分な骨量を獲得できないと、その後、早い段階(例えば40代)で骨粗鬆症を起こす可能性があります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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