原発性骨粗鬆症のセルフチェックはできますか?

年齢、性別、家族歴、生活習慣、既往歴などを確認することで、ある程度セルフチェック可能です。リスクが高い場合は医療機関を受診しましょう。

解説

原発性骨粗鬆症になりやすい人の特徴に、以下が挙げられます。

  • 年齢(特に女性で65歳以上、男性で70歳以上)
  • 閉経後の女性であること
  • 家族に骨粗鬆症骨折の既往があること
  • 喫煙や過度の飲酒の習慣があること
  • 運動不足であること
  • 低体重(BMI < 18.5kg/m²)であること
  • ステロイド薬を長期使用していること
  • 過去に骨折の経験があること

などは、骨粗鬆症のリスクを高める要因となります。

これらのリスク因子をチェックすることで、自分が骨粗鬆症のリスクが高いかどうかをある程度判断できます。

また、FRAX(Fracture Risk Assessment Tool)という国際的なリスク評価ツールを利用することで、骨密度測定なしでも10年以内の骨折リスクを予測することができます。

FRAXは、年齢、性別、体重・身長、喫煙歴、飲酒量、骨折歴、ステロイド使用歴、関節リウマチの有無などの情報をもとに評価を行います。

セルフチェックやFRAXなどのツールは、あくまでもリスク評価の目安であり、正確な診断には医療機関での骨密度測定(DXA検査)が必要です。

セルフチェックの結果、リスクが高いと感じた場合は、必ず医療機関を受診し、適切な検査と診断を受けるようにしましょう。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、原発性骨粗鬆症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

公開日

最終更新日

福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

原発性骨粗鬆症

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。