原発性骨粗鬆症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
転倒なしに背中や腰が痛む、身長が2cm以上縮んだ、家族歴がある、閉経後/65歳以上の女性、ステロイド長期使用は受診目安です。
自覚症状が現れにくい病気ですが、以下のような場合には、病院を受診することを検討するべきです。
まず、転倒などの明らかな原因がないにも関わらず、背中や腰に痛みを感じる場合は、圧迫骨折の可能性を考慮し、早めに受診しましょう。
また、過去数年間で身長が2cm以上縮んだ場合も、背骨の骨折が進行しているサインかもしれません。
家族に骨粗鬆症や骨折の既往がある場合は、遺伝的なリスクが高いと考えられるため、定期的な検査を受けることが推奨されます。
特に、閉経後の女性や65歳以上の女性は、骨密度検査を受けることがすすめられています。
さらに、ステロイド薬を3ヶ月以上など長期間使用している場合は、副作用として骨密度が低下することがあるため、定期的な検査が必要です。
これらの症状やリスク因子に当てはまる場合は、骨密度を測定し、骨折リスクを評価し、必要に応じて治療を開始するために、整形外科、内科、または骨粗鬆症専門外来を受診することをおすすめします。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
原発性骨粗鬆症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ