原発性骨粗鬆症ではどのような症状がありますか?
初期は無症状ですが、進行すると骨折、背部痛、身長低下、円背などが現れます。骨折は特に背骨、手首、股関節に多いです。
初期段階では自覚症状がほとんどないことが特徴です。しかし、骨密度が徐々に低下し、骨がもろくなるにつれて、さまざまな症状が現れてきます。
最も代表的な症状は骨折です。わずかな衝撃や転倒によって、骨が折れてしまうことがあり、特に背骨(椎体圧迫骨折)、手首(橈骨遠位端骨折)、股関節(大腿骨近位部骨折)などが好発部位です。
背骨の骨折は、背中や腰の痛みの原因となるだけでなく、身長の低下や猫背(円背)といった姿勢の変化を引き起こすこともあります。
また、複数の椎体骨折が起こると、慢性的な背部痛に悩まされることもあります。
さらに、骨折への恐怖心から外出や運動を避けるようになり、筋力低下やフレイル(虚弱)を招き、ますます転倒しやすくなるという悪循環に陥ることもあります。
骨粗鬆症が進行すると、内臓が圧迫され、食欲不振や呼吸困難を感じることもあります。
初期症状に乏しい病気ですが、定期的な骨密度検査を受けることで、早期発見・早期治療に繋げることが重要です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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