原発性骨粗鬆症
原発性骨粗鬆症とは、加齢や閉経により骨密度が低下し、骨がもろくなる病気です。背中や腰の痛み、身長の低下、骨折などの症状がみられます。転倒や軽い衝撃で骨折した場合は整形外科や内科を受診しましょう。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
原発性骨粗鬆症は、加齢や閉経に伴い骨密度と骨質が低下することで、骨が脆弱化し、骨折リスクが高まる疾患です。
加齢や閉経によるホルモン低下が主な原因です。骨吸収が骨形成を上回り骨密度が低下、骨が脆くなります。
原発性は加齢や閉経など自然な変化が原因で、続発性は他の病気や薬の影響が原因です。
通常、原発性骨粗鬆症では血清カルシウム値は正常範囲内です。ビタミンD欠乏などがある場合は変動することがあります。
はい、喫煙は原発性骨粗鬆症に影響します。喫煙すると骨密度が低下し骨折しやすくなります。
原発性骨粗鬆症では、背骨、太ももの骨の付け根、手首が最も骨折しやすい部位です。
原発性骨粗鬆症で海綿骨はもろくなり、その部分が骨折しやすくなります。
原発性骨粗鬆症の治療薬に低カルシウム血症を起こすものがあります。
原発性骨粗鬆症の場合、骨密度のYAMは70%以下に下がります。
はい、若い人でも原発性骨粗鬆症になることがあります。
症状について
治療について
受診について
診断について
薬について
骨吸収を抑える薬(ビスホスホネート、デノスマブ等)や骨形成を促す薬(テリパラチド、ロモソズマブ等)があり、それぞれ胃腸障害、低カルシウム血症等の副作用があります。
服薬状況や生活習慣を見直し、骨密度や骨代謝マーカーで効果を評価、薬剤の変更・追加、専門医への相談を検討します。
いいえ、原発性骨粗鬆症の治療薬は病態や重症度に応じて、医師の判断のもと、適切に選択しなければなりません。日本において通販などのオンラインで購入する方法はありません。
(参考文献)
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ