原発性骨粗鬆症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
服薬状況や生活習慣を見直し、骨密度や骨代謝マーカーで効果を評価、薬剤の変更・追加、専門医への相談を検討します。
原発性骨粗鬆症の治療薬が効かないと感じた場合、まず大切なのは、自己判断で治療を中断せずに、医師に相談することです。
効果がみられない原因を特定するために、まずは服薬方法が正しいか、カルシウムやビタミンDの摂取が十分か、他の病気が隠れていないかなど、さまざまな要因を再評価します。
骨密度検査や骨代謝マーカーの測定を行い、客観的に治療効果を評価することも重要です。そのうえで薬の種類を変更したり、追加したりすることを検討します。
骨粗鬆症治療薬には、骨吸収を抑える薬と骨形成を促す薬があり、作用機序の異なる薬に切り替えることで、効果が得られる場合があります。
また、生活習慣の見直しも重要です。日光浴をすることでビタミンDの合成を促し、タンパク質を十分に摂取し、転倒予防のための運動療法を行うなど、薬物療法と並行して生活習慣を改善することで、治療効果を高めることができます。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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