原発性骨粗鬆症には初期症状はありますか?
原発性骨粗鬆症には、明確な「初期症状」はほとんどありません。
初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴です。これは、骨密度が徐々に低下していく過程で、痛みや違和感といった明確な症状が現れにくいためです。
骨には神経が少ないため、骨密度が低下しても痛みを感じることはほとんどありません。
そのため、気がつかないうちに病気が進行し、骨折などの合併症が起こって、初めて症状に気づくというケースも少なくありません。
背中や腰の慢性的な痛み、身長の低下、背中が丸くなる(円背)、転倒による骨折などは、すでに骨粗鬆症が進行している可能性を示す兆候です。
初期症状がないため、定期的な骨密度検査による早期発見が非常に重要です。
特に、閉経後の女性や高齢者など、骨粗鬆症のリスクが高い方は、定期的な検査を受けることをおすすめします。
また、カルシウムやビタミンDの摂取、適度な運動など、日々の生活習慣を見直すことも、骨粗鬆症の予防につながります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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