原発性骨粗鬆症と続発性骨粗鬆症の違いはなんですか?
原発性は加齢や閉経など自然な変化が原因で、続発性は他の病気や薬の影響が原因です。
原発性骨粗鬆症は、加齢や閉経といった自然な生理的変化によって骨密度が低下し、骨がもろくなる状態です。
特に、閉経後の女性におけるエストロゲンの減少は、骨吸収を促進し、骨密度を低下させる主要な要因となります。
一方、続発性骨粗鬆症は、特定の病気や薬剤の影響によって引き起こされる骨粗鬆症です。
例えば、甲状腺機能亢進症やクッシング症候群などの内分泌疾患、吸収不良症候群や炎症性腸疾患などの消化器疾患、そしてステロイド薬の長期使用などが原因として挙げられます。
続発性骨粗鬆症の場合、原因となっている疾患の治療や、薬剤の使用中止・変更が、骨粗鬆症の治療と並行して行われることが重要です。
原発性骨粗鬆症は、中高年以降に多くみられるのに対し、続発性骨粗鬆症は、原因となる疾患や薬剤によっては若年者にも起こりえます。
どちらのタイプの骨粗鬆症も、骨折のリスクを高めるため、早期の診断と適切な治療が重要です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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