「原発性骨粗鬆症」とはどのような病気ですか?
原発性骨粗鬆症は、加齢や閉経に伴い骨密度と骨質が低下することで、骨が脆弱化し、骨折リスクが高まる疾患です。
原発性骨粗鬆症は、加齢や閉経に伴い骨密度と骨質が低下することで、骨が脆弱化し、骨折リスクが高まる疾患です。
これは、特定の疾患や薬剤が原因となる続発性骨粗鬆症とは異なり、加齢や女性ホルモンの減少などが主な要因となります。
骨は常に新陳代謝を繰り返しており、古い骨を壊す「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」のバランスが保たれています。
しかし、原発性骨粗鬆症では、骨吸収が骨形成を上回り、骨密度が低下していきます。
初期段階では自覚症状がないことが多く、背中や腰の痛み、身長の低下、円背、そしてわずかな衝撃による骨折などが進行とともに現れます。
骨折は、特に背骨、大腿骨近位部、手首などに起こりやすいとされています。
診断は、骨密度検査(DXA法)によって行われ、その結果に基づいて治療方針が決定されます。
治療では、骨吸収を抑制する薬や骨形成を促進する薬が用いられるほか、食事療法や運動療法も重要となります。
カルシウムやビタミンDを十分に摂取し、ウォーキングや筋力トレーニングなどの運動を行うことで、骨密度の維持・向上を図ります。
また、転倒予防も骨折リスクを減らすために重要です。
早期発見と適切な治療、そして日々の生活習慣の見直しが、原発性骨粗鬆症の進行を抑制し、健康寿命を延ばす上で不可欠です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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