アミロイドーシスは難病ですか？
一部のタイプが難病指定されており、医療費の補助が受けられます。
アミロイドーシスは、アミロイドと呼ばれる繊維状のたんぱく質が臓器に沈着する病気の総称であり、多くのタイプに分けられますが、難病指定されている病気は以下の3つです。
免疫グロブリン性アミロイドーシス（AL/AHアミロイドーシス）
ALアミロイドーシスは原発性アミロイドーシスともいわれ、腎臓、心臓など全身が障害を受ける場合もあれば、単一の臓器のみの場合もあります。
AHアミロイドーシスはごくまれな病気で、主に腎臓が障害を受けます。あわせて、国内に数百人の患者さんがいるとされています。
野生型トランスサイレチン（ATTRwt）アミロイドーシス（別名：老人性全身性アミロイドーシス）
加齢が原因のひとつで、主に心臓やじん帯が障害を受けます。国内で診断されている患者さんは約3000人ですが、高齢者に多い病気であり、さらに多い可能性があります。
遺伝性トランスサイレチン（ATTRv）アミロイドーシス（別名：トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー）
遺伝が原因となり、主に末梢神経、心臓、目が障害を受けます。国内に数百人の患者さんがいるとされています。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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