体軸性脊椎関節炎を放置するとどうなりますか?
炎症が進行し、背骨が固まって動きにくくなる恐れがあります。
体軸性脊椎関節炎は、徐々に進行する病気です。診断が遅れたり、適切な治療を受けずに放置したりすると、病気の進行に伴い、次のようになります。
- 骨の破壊と強直化の進行:炎症が長く続くと、痛みや腫れを引き起こすだけでなく、骨が破壊され、最終的に脊椎や仙腸関節が固くなって動きにくくなる(強直化する)可能性が高くなります。
- 破壊のスピード:骨の破壊は発症から約2年の間にやや早く進み、完全に固まる(強直する)までには、さらに5~10年かかることがわかっています。
- 機能障害:強直化が進むと、背骨の柔軟性が失われ、背中が前かがみになったり、首が回らなくなったりするなどの機能障害をきたします。
この病気の治療では、痛みを抑えるだけでなく、日常生活を維持するため、なるべく早い時期に治療を始め、続けることが非常に大切です。正しい診断と、症状に応じた早期からの適切な治療を行うことで、炎症を抑え、強直化の進行を抑制できる可能性が高まります。
長引く腰痛があり、体軸性脊椎関節炎が疑われる場合は、できるだけ早く専門の医療機関を受診することが推奨されます。
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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