尿意を感じない病気には何がありますか?
神経系などの異常が原因で起こる神経因性膀胱や薬の副作用などが挙げられます。
尿意を感じなくなる病気としては、下記のものがあります。
神経因性膀胱
脳卒中や、脊柱管狭窄症、脊髄損傷、糖尿病、お腹の手術後などによって、尿意を脳に伝えるための神経系が障害されると、尿意を感じなくなることがあります。
低活動膀胱
膀胱の収縮力が低下する病気です。膀胱は弾力性のある袋状の構造をしていますが、膀胱の収縮力が低下すると、排尿しても膀胱内にたくさん尿が残ってしまう(残尿過多)、尿が出ない(尿閉)、といった症状が生じやすいです。長期間持続すると膀胱が伸び切った風船のようになり、尿意を感じにくくなる可能性があります。
薬剤性
過活動膀胱の症状を抑えるためのお薬が効きすぎてしまう場合や、抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬などのお薬、がんの痛みなどに対して使用するオピオイドなどを使用した場合も、尿意を感じなくなることがあります。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
排尿障害
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。