息を吸うと鎖骨の上が痛い場合、どんな病気が考えられますか?
胸膜炎、肋間神経痛、筋や骨の痛み、肺の問題など、さまざまな病気が考えられます。
息を吸う動作で、鎖骨上部に痛みを感じる場合、いくつかの病気を考慮する必要があります。
胸膜炎は肺を覆う胸膜の炎症で、呼吸時に胸膜同士が擦れることで鋭い痛みが生じます。
ウイルスや細菌感染、自己免疫疾患などが原因となり、深呼吸や咳をすると痛みが増強するのが特徴です。
肋間神経痛は肋骨の間を走る神経の炎症や圧迫で起こり、帯状疱疹後神経痛の場合は、特定の皮膚領域に沿った痛みが現れます。
胸鎖関節炎や肩鎖関節炎などの関節の病気も、呼吸に伴う胸郭の動きで痛みが誘発されることがあります。
鎖骨周辺の筋肉(特に斜角筋や胸鎖乳突筋)の緊張や損傷も呼吸時痛の原因となり、長時間のデスクワークや不良姿勢が関連していることがあります。
より重篤な原因としては気胸(肺の一部が虚脱した状態)や肺尖部腫瘍(パンコースト腫瘍)があります。
特に突然の強い痛み、呼吸困難、咳、発熱などを伴う場合は、早めに病院を受診しましょう。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
鎖骨が痛い
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ