色覚異常(色盲)のテストはどのようなものですか?
最も広く用いられているのが、石原式色覚検査表で、確定診断に用いられるのはアノマロスコープになります。
最も広く用いられているのが、石原式色覚検査表です。これは、大小の丸い点で数字や図形が描かれたプレートを見て、何が見えるかを答える簡便な方法です。正常な色覚の人には数字や模様が見えますが、特定の色覚異常を持つ人には見えなかったり、別の数字に見えたりします。短時間で判定できるため、学校健診や一般検診でも使用されています。
さらに詳しく調べる場合は、アノマロスコープ検査を行うことがあります。これは、赤と緑の光を混ぜ合わせて黄色に見えるように調整する検査で、どの程度の色の違いを識別できるかを正確に測定できます。より精密な分類(1型・2型・3型など)や異常の程度を知ることができます。
その他にも、パネルD-15テストや100ヒューテストと呼ばれる色並べ検査があり、さまざまな色のキャップを色の順序に並べることで、色の識別能力を詳細に評価します。
このように、色覚異常の検査には簡易的なスクリーニングから精密検査まで複数の方法があり、眼科での正確な診断によって、自分の色の感じ方を正しく理解することができます。
「色覚異常(色盲)」について、特に知りたいことは何ですか?
病気について、チャットで答えるよ。気になる項目はあるかな?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
安間哲史.色覚異常といわれたら.公益社団法人 日本眼科医会,https://www.gankaikai.or.jp/health/50/(参照 2025-12-24)
日本眼科学会.症状|日本眼科学会による病気の解説.日本眼科学会,https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=84(参照 2025-12-24)
北原健二.冊子「色覚異常を正しく理解するために」.公益社団法人 日本眼科医会,https://www.gankaikai.or.jp/colorvision/detail/post_9.html(参照 2025-12-24)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
色覚異常(色盲)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです