「色覚異常(色盲)」とはどのような症状ですか?
「色覚異常(色盲)」とは、色の感じ方に異常があり、特定の色を区別しにくくなる状態を指します。
「色覚異常(色盲)」とは、色の感じ方に異常があり、特定の色を区別しにくくなる状態を指します。正常な色覚では、網膜にある3種類の錐体細胞(赤・緑・青の光を感じる細胞)が協調して働くことで、さまざまな色を認識しています。色覚異常ではこのうちの一部の錐体細胞の働きが弱い、または欠けているために、色の識別が困難になります。
代表的なタイプとしては、赤と緑の区別がつきにくい「赤緑色覚異常」が最も多く、次いで青と黄色の区別が難しい「青黄色覚異常」などがあります。完全に色を感じられない「全色盲」は非常にまれです。
多くの場合、日常生活には大きな支障はありませんが、配色を使う職業(電気関係、デザイン、交通関係など)では注意が必要なことがあります。色覚異常は先天的なものが多い一方、網膜や視神経の病気などが原因で後天的に起こる場合もあります。
「色覚異常(色盲)」について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
安間哲史.色覚異常といわれたら.公益社団法人 日本眼科医会,https://www.gankaikai.or.jp/health/50/(参照 2025-12-24)
日本眼科学会.症状|日本眼科学会による病気の解説.日本眼科学会,https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=84(参照 2025-12-24)
北原健二.冊子「色覚異常を正しく理解するために」.公益社団法人 日本眼科医会,https://www.gankaikai.or.jp/colorvision/detail/post_9.html(参照 2025-12-24)
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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
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