どうしてストレスが原因で空咳が出るのでしょうか?
ストレスによって咳(心因性咳嗽)が出るのは、無意識のうちに咳によって内面の緊張を和らげたり、心理的な葛藤が身体症状に転換されて咳という形で現れたりするからです。
咳を引き起こす病気の多くは、気管や気管支への何らかの刺激によって、咳の反射が起こります。
一方で、ストレスが原因となる咳(心因性咳嗽)は心理的な状態が身体症状として反映されている状態であり、必ずしも気管支への刺激によって起こるわけではないと考えられています。感情を抑圧することで生まれる緊張を咳をすることで和らげていたり、人前で話すときに話しやすくする癖として咳をしていたりしますが、本人は咳が心理状態と結びついているという自覚はありません。
また、咳の原因となる病気の中には、ストレスが症状悪化の要因になるものもあると知られています。例えば、気管支喘息では、ストレスにより体内に炎症物質が産生されることで気管支が過敏になりやすいと考えられています。
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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