ウエスト症候群(点頭てんかん)を放置するとどうなりますか?
治療困難な疾患へ移行する場合があります。早期治療が予後を改善するとされています。
ウエスト症候群を放置すると、発達の遅れや難治性てんかんへ移行する可能性が高まります。
ウエスト症候群の進行によって現れる症状やその程度は、患者さんによって大きく異なります。
しかし、症状が進行した場合、30~40%の方が治療が困難なレノックス・ガストー症候群という疾患に移行するとされています。
レノックス・ガストー症候群は、さまざまなてんかん発作が現れ、知的障害や睡眠障害などを合併する疾患です。
また、約半数の患者さんでてんかん発作が持続し、約80~90%の患者さんでは程度はさまざまですが、発達の遅れがみられるとされています。
一方、ウエスト症候群は標準的な治療を、発症して早めに開始することで、知能や発作に関する予後が良好となることが報告されています。
予後を改善するためには、早期診断と治療が重要です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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